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- 高齢者のうつ・認知症
一言で高齢者のうつ状態といっても、原因は様々です。そのため、まずは来院いただいた段階で、患者さんに必要な診察や検査を行い、何が原因でうつ状態になっているのかを調べていきます。
特に高齢者の場合は若い人のうつ病とは異なり、認知症の初期段階、あるいは他の身体の病気、例えば、脳梗塞やパーキンソン病など、他の病気が隠れていることも多いため、検査をすることから始まります。その上で診断に応じた治療を行っていくのが基本的な流れです。
認知症には、最も有名なアルツハイマー型認知症というのがありますが、それ以外にも、脳血管性認知症とか前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症などいくつか種類があります。
先ほどのうつ病とも同じなのですが、まずはしっかりと必要な検査、診察をした上で診断をする、そしてそこから必要な対応を行っていきます。
認知症の治療は、大きく二つに分けることが出来ます。
一つは、低下していく認知機能をなんとか保つ、あるいは回復させる治療です。
もう一つは、認知機能の低下以外の症状、周辺症状に対する治療です。
認知機能の低下を予防する、あるいは進展を遅らせるという治療も進んでいますので、ご心配な方は一度ご相談ください。
薬物療法や介護への対応、具体的なアドバイス等を通じて、ご本人だけでなく周りにいらっしゃる介護者が少しでも安心できるような治療を心がけています。